A gentleman in his 20s who received a lung transplant in September walks out of hospital. He thanks the donor and wishes to go back to work, enjoy sports and travel with his family.
「悔いない人生を」
脳死肺移植男性 きょう退院
改正臓器移植法施行後6例目の家族承諾による脳死判定で臓器提供を受け、岡山大病院で9月に右肺の移植手術を行った北海道在住の20歳代男性が、退院を翌日に控えた12日、報道陣の取材に応じ、「これからは第2の人生のスタート。臓器提供をしてくれた方の分まで悔いのない人生を送りたい」と心境を語った。
男性は、気管支が細くなる閉塞性細気管支炎で肺の機能が衰え、2008年9月に脳死肺移植登録。その後、何度も気胸を起こし、余命数日と診断されたことも。「半分あきらめていた」というが、9月4日に移植を受けることができた。
手術前に正常の20%程度だった肺活量は、現在70%以上に回復。男性は「術前は酸素(ボンベ)を常に持って行動していたのに、こんなに歩けるとは思わなかった。自分が一番びっくりしている」と笑顔を見せた。
10、11日は手術後初めて外泊。自分で車を運転して妻と母を岡山城や鷲羽山に連れて行ったという。「旅行は10年ぶり。20歳代はずっと闘病生活で家族が我慢してくれた。これからは色んなところに行きたい」と感謝の言葉を口にした。
今後は岡山市内から通院し、呼吸器のリハビリを行う。11月初旬にも北海道に帰れる見通し。男性は今後の目標を聞かれると、「今まで(経営している会社の)従業員に頼りっぱなしだったので仕事に復帰し、スポーツも楽しみたい」と話した。
(2010年10月13日 読売新聞)

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